2021年秋、山口県瀬戸内側で唯一のとらふぐの養殖産地である笠戸島から、「純米大吟醸育ち 笠戸島幸ふく」が誕生しました。

笠戸島幸ふくは、獺祭の酒粕を蒸留して造られる獺祭焼酎の搾りかす(焼酎粕)を飼料に配合して育てています。

レモン笠戸ふぐの取り組みをきっかけにして2020年春から本格的に始動したこのプロジェクトは、その年9月の赤潮で壊滅状態となりましたが、その後とらふぐの成体を購入して根気よく養殖を継続してきました。

笠戸島発信の山口県を代表する特産品になってほしいという想いで丹精込めて生産しています。

ブランド名に込めた思い

笠戸島幸ふくをお召し上がりいただいた皆さんの笑顔をイメージして…

私たちに関わる全ての皆様の幸せ願って

将来、笠戸島が「幸ふく(幸福)な島」になりますように(「幸ふくの島」と呼ばれるようになるといいな…)

こんなことを考えながら「純米大吟醸育ち 笠戸島幸ふく」と命名しました。

ブランドロゴは、獺祭のラベルの文字をお書きになられた山本一遊先生にお願いしました。


POINT1 「山口県ならではの特産品」

「山口県産とらふぐ」と、山口県を代表する銘酒「獺祭」を融合させた特産品開発への取り組み

POINT2 「話題性」

2020年の赤潮被害からの復興
酒造副産物の再利用による環境問題への取り組み

POINT3 「養殖へのこだわりと、分析によって検証された身質や味の変化」

焼酎粕を与えることによる身質や味の変化も分析結果によって証明
弾力性(歯ごたえ) 魚介の味に影響する遊離アミノ酸値、約1.5倍上昇による旨味の増加

【専門機関の指導による自社分析の結果】

酒粕と焼酎粕の一般栄養の比較

獺祭で比較した場合、焼酎粕は酒粕よりも全体的に栄養価が高くアルコール度数が低いことがわかります。

弾力性(歯ごたえ)

焼酎粕を与えることによって運動量が活発になり弾力性(歯ごたえ)が向上すると考えられます。

アミノ酸値

主に魚介類の味・旨味などに影響する遊離アミノ酸値がおよそ1.5倍になることが確認されました。

考察

ふぐの健康状態がとても良好で生育も良く、焼酎粕の持つ栄養素の他に、抗菌作用や免疫力の向上、肝機能等の向上などふぐの健康にも作用しているのではないかと考えられます。アルコールがふぐに及ぼす影響に配慮しながら配合量の調整や給餌のタイミングなどの研究・観察・分析を繰り返してきました。

それらの結果、焼酎粕を与えたとらふぐは、健康で生育が良く、ふぐの特徴である歯ごたえや魚介に感じる旨味(アミノ酸)が増すなどの結果が得られました。